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【栃木県】

「居場所」確保へ奮闘 緊急事態下の栃木県内学童保育 開所早め時短・休校に対応

下野新聞 2021年10月20日(水)
「居場所」確保へ奮闘 緊急事態下の栃木県内学童保育 開所早め時短・休校に対応

学童保育でオンライン授業を受ける児童たち。間隔を空けて座っていた

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が本県に発令され、小学校の臨時休業や時短授業が続く市町の学童保育は、開所時間を早めるなどして子どもの居場所を確保した。子どもが集まり、普段より長い時間を過ごすため、感染対策は常に気が抜けない。各施設は指導員の負担抑制に腐心する一方、子どもたちに少しでも楽しい時間を過ごしてもらおうと奮闘した。
 小中学校が臨時休業し、オンライン授業が行われた壬生町。
 同町の「メリーランド児童クラブ」で1〜5年生約10人がオンライン授業を受けていた。各自ノートパソコンを開き、耳にイヤホンを装着。画面越しの先生の問い掛けに、手を上げる子どもの姿もあった。
 臨時休業の間、同クラブは夏休みなどと同様に午前7時に始まり、午後7時まで開所した。
 同クラブの若林邦彦(わかばやしくにひこ)さん(31)はオンライン授業に当たって、スペース確保などに不安が大きかった。「徐々に形になってきた」
 オンライン授業の前後の活動でも、こまめな手洗いなど感染対策に心を砕いた。
 同クラブに通う壬生小5年氷見山紗良(ひみやまさら)さん(10)と同3年菊地ひな(きくちひな)さん(9)は「オンライン授業は慣れたけど、友達と直接会えないのは寂しい」と話した。
 小山市内19カ所の学童保育を運営するNPO法人小山市学童保育の会の菊地しげ子(きくちしげこ)理事長(73)は「指導員の負担を考えると、早く出勤してとは言えない」と話した。
 短縮授業で児童の下校時間が早くて午後1時台だが、出勤時間は同1時のままに。普段の打ち合わせができないなど時間的な余裕がなくなるのが現状だった。
 児童約110人を受け入れる「さつきが丘児童会」(鹿沼市)は、児童の下校時刻に合わせて通常より1時間ほど前倒しで開所した。コロナ禍の中、担当者は、遊びの制約やマスク着用などによる子どもたちの「コロナ疲れ」を感じ取った。「子どもたちは『慣れた』と言うが、影響が心配」と話していた。

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