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【静岡県】

難聴 解明へ連携 静岡県立総合病院とNTT科学基礎研究所

静岡新聞 2021年10月21日(木)
難聴 解明へ連携 静岡県立総合病院とNTT科学基礎研究所

共同研究の協定を締結した田中一成院長(右)と山田武士所長=19日午後、静岡市葵区の県立総合病院

 静岡市葵区の県立総合病院とNTTコミュニケーション科学基礎研究所は19日、難聴者や人工内耳使用者の音声・言語認知の共同研究に関する協定を締結した。医療と脳科学の両面から難聴のメカニズムの解明を目指す。
 同病院はこれまで、新生児難聴の検査や人工内耳の手術、療育など体系的な難聴児支援を進めてきた。早期の人工内耳の使用で健聴児と同程度の音声言語を獲得できることが実証されている一方、その理由は解明されていない。音を知覚し、言葉を認知するまでの過程にはいまだ不明な点が多いという。
 難聴児の多様なデータや対応実績を持つ同病院と、聴覚のメカニズムや幼児の言語発達過程などを探っている同研究所が手を組み、難聴者への科学的な支援につなげる。
 同病院で行われた締結式で田中一成院長は研究の意義について「難聴者や人工内耳使用者の社会参加を促進し、社会の発展に寄与できる」と述べた。同研究所の山田武士所長は「先進的な医学と脳科学が融合し、新たな知見を生み出してメカニズムを解明したい」と期待した。

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