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【鹿児島県】

ころばん体操、脳トレ、買い物支援・・・生きがいづくりに一役 阿久根市

南日本新聞 2021年9月7日(火)
ころばん体操、脳トレ、買い物支援・・・生きがいづくりに一役 阿久根市

脳トレーニングを楽しむ住民=阿久根市多田の丸内公民館

 阿久根市は介護予防や転倒防止のために「ころばん体操」を推奨している。脳トレーニングや、家に引きこもるのを防ごうと買い物支援にも取り組んでいる地域もある。高齢者にとっては交流の場となり、生きがいづくりにも一役買っているようだ。

 同市多田の丸内区は週1回の体操の合間に、認知症予防の脳トレを実践する。運営にあたる協力員の住民が2年前、ゲーム感覚で楽しんでもらおうと取り入れた。

 右手は頭の上に、左手は腰に−。参加者は一斉に左右の手で別々の動作を繰り返す。動きを間違えたり遅れたりするたび、会場からは笑いが漏れる。毎回参加しているという一人暮らしの宮前睦美さん(83)は「みんなと笑い合える場が待ち遠しい」とうれしそうだ。

 ころばん体操は2015年、市の呼び掛けで始まった。現在、各区の公民館など48カ所で実施し、大半が体操以外の時間を設けている。

 浦区(赤瀬川)は体操前に計算ドリルに取り組む。「頭の体操」にも取り組むことで、会場に足を運ぶ人を増やそうという狙いだ。協力員の猿楽照子さん(65)は「参加者が飽きないよう工夫し、家から出たがらない住民を減らしたい」と語る。

 高齢化に伴う「買い物弱者」が課題となる中、高之口区(西目)は体操の日に移動販売車を呼んでいる。住民から要望が上がったのがきっかけで、触れ合いの場として買い物を楽しみにする人も多い。地域を取りまとめている西田たづ子さん(71)は「今後も体操を活用した交流の拠点づくりに取り組みたい」と話した。

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