WAMNETロゴ
ニュース
【高知県】

視覚障害者の「光」に 機器展示サロンが20周年 高知市

高知新聞 2021年10月19日(火)
視覚障害者の「光」に 機器展示サロンが20周年 高知市

20周年の節目を祝ったルミエールサロンの記念式典(高知市追手筋2丁目のオーテピア)

 高知市大膳町の県立盲学校内にある視覚障害者向けの機器展示室「ルミエールサロン」が20周年を迎え16日、記念式典が同市内で行われた。オンライン参加を含めて約80人が出席し、生活支援拠点の節目を祝った。

 ルミエールは、フランス語で「光」を意味し、県が2001年6月に開いた。拡大読書器や音声時計など約500点を展示し、実際に使って自分に合う物を探せる。今年3月末までに延べ6868人が来場し、県内施設などへの出張展示も301回行ってきた。

 式典は同市のオーテピアで行われ、21年前にサロン開設を県に提案した元高知女子大学准教授の吉野由美子さん(73)が講演した。

 吉野さんはサロン開設後、視覚障害者が多彩な便利グッズを試すことで、諦めていた日常生活や訓練に前向きになったと強調。「40年遅れていた高知の視覚障害者向けサービスは今、日本でトップクラスを走っている」と述べた。

 一方、視覚障害者の7割は高齢者だとし、「高齢になって見えにくくなると『何もできない』と諦める人が多い。今後も、医療と福祉、行政、教育が連携して、誰一人取り残さない取り組みを続けてほしい」と訴えた。

 サロンの利用は予約制(088・823・8820)。(村上和陽)

表示モード:

  1. スマートフォン
  2. PCサイトはこちら