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【栃木県】

農福連携でイチゴ確保 宇都宮のフタバ食品 通所者らと協力、3年目

下野新聞 2021年6月18日(金)
農福連携でイチゴ確保 宇都宮のフタバ食品 通所者らと協力、3年目

農福連携で収穫したイチゴのとちおとめ

出荷期後2週間、加工用に収穫
 フタバ食品(宇都宮市一条4丁目、増渕正二(ますぶちしょうじ)社長)は、障害者が農業や漁業に関わる「農福連携」によるアイス製品用加工イチゴの確保に力を入れている。農福連携3年目の今年は宇都宮市内で協力農家を2軒に増やし、今月中旬まで延べ約50人が作業する。
 加工用イチゴは従来、加工用果樹を収集する専門業者から確保してきたが、年により確保できる量や価格が大きく変動するため、その安定化が課題だった。
 県農政部に協力を求めたところ、2019年から農福連携による加工用イチゴの収穫が始まった。市内などの就労支援施設の通所者がイチゴの出荷シーズン終了後、市内農家のイチゴハウス内に残るイチゴを収穫する。作業に当たる6月前半の2週間で、約2トンを確保してきた。農家や施設側にはそれぞれ収穫量に応じ、対価を支払っている。
 同社製品は氷菓「サクレ」などアイスから中華まんまでイチゴを使用する。このため加工用イチゴの確保が欠かせない。果実をピューレなどに加工する子会社の日本ボーチフレーバー(同市瑞穂3丁目)に、農福連携で確保したイチゴを持ち込む。
 斉藤龍樹(さいとうりゅうき)取締役は「出荷終了後もまだイチゴがあり、収穫できる。6月前半の2週間という限られた期間に福祉事業所の協力をいただけることはありがたい。少しでも前年を上回る量を確保したい」と話している。

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