Q2 福祉医療機構の組織的な運営管理体制の仕組みについて教えてください。
Q3 福祉施設や医療施設整備のための融資の趣旨や特徴について教えてください。
Q4 融資業務において、民間金融機関との連携について、どのような取組みをしているのか教えてください。
Q6 WAM NET(ワムネット)の趣旨や特徴について教えてください。
Q7 社会福祉振興助成事業(WAM助成)の趣旨や特徴について教えてください。
Q9 心身障害者扶養保険事業の趣旨や特徴について教えてください。
Q10 承継年金住宅融資等債権管理回収業務の趣旨や特徴について教えてください。
Q11 年金担保債権管理回収業務の趣旨や特徴について教えてください。
Q12 一時金支払等業務の趣旨や特徴について教えてください。
Q13 補償金支払等業務の趣旨や特徴について教えてください。
当機構は、以下のとおり地域の福祉医療活動を支援する各種の事業を展開しています。
例えば、 福祉医療貸付事業が長期・固定・低利の資金を提供することにより、福祉施設や医療施設の円滑な整備を支援するとともに、融資後にも地域における各施設の継続的な運営を確保する観点から定期的に顧客の経営状況の把握・支援等を行っています。また、福祉施設等に従事する職員に退職金を支給する 退職手当共済事業の仕組みによって安定的な雇用を支援するとともに、 経営サポート事業によって福祉医療介護分野における関係者に政策や経営に関する幅広な情報提供、コンサルティングを行い、 WAM NET事業がインターネットを通じて福祉・保健・医療に関する情報を広く提供しています。さらに、NPO法人等への貸付けや助成については、 福祉医療貸付事業と 社会福祉振興助成事業とで必要な連携を図るなど、各事業間で相互に情報を共有し、職員の専門性を高め、活かしながら、一体的に有機的なサービス提供を行っています。
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一方、福祉医療介護のサービスに係る社会保障費は、国民からの税金や社会保険料などで構成されている貴重な国民の財産を財源としていますが、今日の厳しい財政事情の下にあって、介護報酬や診療報酬等の公定価格によって運営される福祉施設や医療施設の経営環境は大変厳しく、その財政基盤も脆弱なものとなっています。
福祉医療機構では、こうした福祉医療介護分野の諸特性を踏まえ、国の福祉政策や医療政策との密接な連携のもと、その政策目的を早期に実現するため、長期・固定・低利の条件での融資により福祉施設や医療施設の負担軽減を図り、国民の生活に必要不可欠な福祉医療の基盤整備と安定経営に寄与しています。
福祉施設や医療施設の整備にあたっては、計画の妥当性や経営上の課題解決等に加え、政策との整合性や地域社会への貢献のあり方等を含め、福祉医療介護の専門店として、融資相談の段階から的確な助言等を行うとともに、融資後においても定期的に顧客の経営状況を把握し、長年蓄積した高い専門性や独自の統計データを活かした必要な支援等を行い、さらに経営診断等を通じてきめ細かなサポートを継続的に行っています。
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当機構では、福祉医療政策の方針に沿った効果的な福祉医療の基盤整備と安定経営に資するよう、以下のとおり民間金融機関との連携に取り組んでいます。
(1)協調融資制度
福祉施設や医療施設を運営するお客さまの資金調達が円滑に行われるよう、当機構と民間金融機関が連携(情報交換等)して融資を行う協調融資の仕組みを導入し、その普及を図っています。
(2)民間金融機関へのノウハウ提供等
次のような取組みをとおして、民間金融機関に対し、福祉医療政策の動向、融資や経営診断を通じて得た福祉施設や医療施設に関するノウハウやデータ等の提供を行っています。
引き続き、協調融資制度のPR、ノウハウやデータ等の提供を積極的に行い、民間金融機関との連携を進めてまいります。
【特徴1】国の施策に基づく公表システムの管理・運営
○ 社会福祉法人改革の目的である組織経営ガバナンスの強化、事業運営の透明性の向上等の具体的な制度的方策の一つである「社会福祉法人の財務諸表等電子開示システム」の管理・運営
○ 障害福祉サービス等事業所の利用者による個々のニーズに応じた良質なサービスの選択に資すること等を目的とする「障害福祉サービス等情報公表システム」の管理・運営
社会福祉法人や障害福祉サービス等事業者から組織や運営に関する情報の登録を受け、WAM NETで公開することで、全ての国民の皆様、サービス利用者に対し、福祉保健医療施策に関する一元的かつ正確な情報を共有しています。
【特徴2】充実した介護・福祉・医療情報の提供
○ 介護・福祉・医療に関する「制度解説」「取組事例紹介」「全国各地の特色あるニュース」等の情報提供
○ 介護・福祉・医療施設情報や行政情報の提供(Webサイトへのリンク)
○ 障害福祉サービス事業所情報や第三者評価情報をデータベースで情報提供 など
【特徴3】基幹的な福祉医療情報の重点的な提供
○ 福祉に関する仕事の概要を主な職場ごとに紹介する「福祉のしごとガイド(職場編)」の掲載
○ 資格取得ルートや具体的な業務内容、高齢者に多い疾患の基礎知識等、ケアマネジャーの業務に役立つ「 ケアマネジャーのしごとガイド」の掲載
○ 障害福祉サービス事業者自らが事業所の製品、役務及び芸術作品等を発表する場として、各事業所の製品等を集約した「WAM NET授産品・芸術品ギャラリー」の掲載 など
これら提供情報の掲載にあたっては、分野別・カテゴリ別の掲載や検索システムの設定などにより、利用者の皆様への検索性や見やすさにも配慮しています。
WAM助成では、NPO法人などの民間の創意工夫ある福祉活動に助成し、その事業の立上げを支援するとともに、全国的・広域的活動に発展させることを目指しています。WAM助成の主な特徴は、以下のとおりとなっています。
(1)行政が対応しないNPO法人等の創意工夫ある福祉活動を支援します。
(2)支援は、すでに安定運営されている事業ではなく、原則として、立上げ時の事業運営に対し行われます。
(3)他の団体などと連携して行われる事業に対し支援を行い、総合的な課題解決を図ります。
(4)助成のテーマは、行政当局と連携し、時々の政策課題に適合した社会的に重要性の高いものが設定されます。
(5)充実した事後評価によって、WAM助成制度の改善を図るとともに、助成先団体の事業改善にも繋げていきます。また、評価結果は、行政当局にも提出して政策運営の参考に供します。
(6)優れた成果をあげた事業は、各地で開催する「助成セミナー」やホームページなど多様な機会を活用して、その普及を図ります。
(7)常時窓口を設置し、団体などからの事前相談を広く受け付け、これまでのノウハウを基に、団体などの事業計画の質の向上を図ります。
(8)支援は、事業の計画段階から助成金の交付、助成事業の実施期間、助成終了後のフォローアップまで複数年にわたり継続的に行われます。
(9)支援する団体には、ガバナンスの強化を求め、適正な事業の管理運営を確保します。
当該制度は、令和2年の年金制度の法律改正により、令和4年3月末で申込受付を終了しており、本業務では過去に融資した年金担保貸付の債権の管理回収を行っています。なお、現在返済中の方がやむを得ない事情により返済が困難となった場合、貸付条件の変更を行うなど利用者に配慮した業務運営を図っています。
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