目の不自由な人への歩行訓練や日常生活に必要な動作・技能の指導を行う
しごとの内容
目の不自由な人が杖を使って安全に歩行できるよう、歩行訓練を指導するほか、点字やパソコンを使って他人とコミュニケーションをとったり、調理・掃除・食事な日常生活に必要な動作・技能の指導を行ったりする専門職です。
主な職場
視覚障害リハビリテーションセンター、視覚障害者入所・通所施設(各指導員)、在宅の視覚障害者宅(支援員)、自治体(職員)、専門学校(講師)など。
将来性
公的な資格ではありませんが、厚生労働省の認定資格のうえ、視覚障害者は約30万人ともいわれているため、将来性は十分あります。
従事者数または登録者数
527人(2018年4月現在、日本ライトハウス視覚障害生活訓練等指導者養成課程修了者)。215人(2018年3月現在、国立障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科卒業者)
勤務形態
常勤、非常勤とばらつきがあります。
給与水準
常勤の場合、月収27万~28万円というところもあるようです。
資格取得のルート
4年制の大学を卒業、または視覚障害リハビリテーション関連施設で2年以上、実務経験を積み、厚生労働省委託の日本ライトハウスの視覚障害生活訓練等指導者養成課程を受講し、視覚障害生活訓練等指導者の資格を取得します。また、国立障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科を卒業し、視覚障害生活訓練専門職員の資格を取得します。
資格取得、または就職するためのポイント
どちらも2年間の養成課程ですが、日本ライトハウスの養成課程では原則として全日出席が修了の最低条件になっているなど、視覚障害者への理解や知識とともに強い意志も求められます。
関連団体・組織
日本ライトハウス
http://www.lighthouse.or.jp/
国立障害者リハビリテーションセンター学院
http://www.rehab.go.jp/
日本歩行訓練士会
http://nippokai.jp/wp/