子どもに寄り添い、生活におけるさまざまな問題を解決すべく支援を行う
しごとの内容
常に子どもに寄り添い、毎日の生活におけるさまざまな悩みやいじめ、不登校、暴力行為、児童虐待などに対し、事態を解決すべく支援することはもとより、状況によっては子どもを教育する教員も支える専門職です。
日本では、いじめや仲間はずれ、無視など人権にかかわる問題があとを絶たず、このような問題に対処するスクールソーシャルワーカーの養成・確保も国際的に大きく遅れています。このため、文部科学省はこれまで補助金を増額してきたものの、法定義務とされていなかったため、自治体によって配置にばらつきがありました。
そこで、同省は2015年度から全国の公立小・中学、高校に教員とは別にスクールソーシャルワーカーを配置するとともに、教員を支援し、複雑化する課題に「チーム学校」として対応するしくみづくりを検討しています。
主な職場
全国の公立小・中学、高校、教育委員会、教育事務所
将来性
全国の小・中学、高校や教育委員会等への配置も増えており、将来性の高い職種です。
登録者数
2,247人(2015年に全国の小・中学校に配置された人数)。2019年度の配置目標人数は、全中学校区をカバーする1万47人。
勤務形態
当面、複数の学校を非常勤で勤務しますが、予算措置や人材の育成によっては常勤も期待できます。
給与水準
交通費別で、1時間当たり2,500〜5,000円が相場のようです。
関連団体・組織
日本ソーシャルワーク教育学校連盟
http://www.jaswe.jp/
特定非営利活動法人日本スクールソーシャルワーク協会
http://sswaj.org/
日本学校ソーシャルワーク学会
https://www.jssssw.jp/