日常生活自立支援事業専門員
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福祉サービス利用の援助 | ・さまざまな福祉サービスの利用に関する情報の提供、相談 ・福祉サービスの利用における申し込み、契約の代行、代理 ・入所、入院している施設や病院のサービスや利用に関する相談 ・福祉サービスに関する苦情解決制度の利用手続きの支援 |
預貯金の出し入れの援助 | ・福祉サービスの利用料金の支払い代行 ・病院への医療費の支払いの手続き ・年金や福祉手当の受領に必要な手続き ・税金や社会保険料、電気、ガス、水道などの公共料金の支払いの手続き ・日用品購入の代金支払いの手続き ・預金の出し入れ、また、預金の解約の手続き |
事務手続きの援助 | ・住宅改造や居住家屋の賃借に関する情報提供、相談 ・住民票の届け出などに関する手続き ・商品購入に関する簡易な苦情処理制度(クーリング・オフ制度など)の利用手続き |
通帳などの保管 | ・年金証書、預貯金通帳、証書(保険証書、不動産権利証書、契約書など)、実印、銀行印、その他実施主体が適当と認めた書類(カードを含む)を預かる |
※福祉サービスとは介護保険制度などの高齢者福祉サービス、「障害者自立支援法」による障害福祉サービスのこと。
<サービス提供の流れ>
相談の受付 | 本人やその周囲の人からの相談を受け付ける |
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相談・打ち合わせ | 日常生活自立支援事業専門員が利用希望者の自宅や施設、病院などを訪問し、相談にのる |
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契約書・支援計画の作成 | 困っていることや希望を聞き取り、どのような援助をどの程度の頻度で行うか、などを本人とともに検討する。その後、契約内容・支援計画を提案する |
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契約 | 契約内容を確認してもらい、利用者と社協との契約を結ぶ |
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サービスの開始 | 支援計画にもとづき、生活支援員がサービスを提供する |
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計画の見直し | 定期的に支援計画を見直す |
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サービスの終了 | 利用者から終了の申し出があったとき、生活状況などの変化によって継続が困難になったとき、サービスを終了する(必要に応じて、切れ目なく成年後見制度の利用に結び付くよう支援する) |
社会福祉協議会
今後とも、高齢化や単身世帯の増加にともなって、日常生活自立支援事業のニーズが拡大していくことは確実です。今後とも、高齢化や単身世帯の増加にともなって、日常生活自立支援事業のニーズが拡大していくことは確実です。日常生活自立支援事業に寄せられる相談が複雑化・多様化し、関係機関や専門職との連携や協働による対応が求められるなど、専門員もさらに専門性・対応力を身につけていくことが重要になっています。
4,016人(2022年度末)
出典:「令和4年度日常生活自立支援事業月次調査」|全国社会福祉協議会・ボランティア情報ネットワーク
原則として、日勤です。
各市町村の社協の基準に応じた雇用条件となります。月収は20万円前後が目安です。
支援を必要としている人の掘り起こし、または初期相談から契約に至るまでのきめ細かな相談支援を行う業務内容のため、社会福祉士や精神保健福祉士の資格があるとより有利です。
社会福祉法人全国社会福祉協議会