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子ども
乳児院(にゅうじいん)

目次

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家庭(かてい)(そだ)てることが(むずか)しい乳児(にゅうじ)()()れて養育(よういく)する

さまざまな事情(じじょう)により家庭(かてい)(そだ)てることが(むずか)しい1歳(いっさい)未満(みまん)乳児(にゅうじ)()()れ、授乳(じゅにゅう)食事(しょくじ)、おむつ交換(こうかん)入浴(にゅうよく)などの世話(せわ)をしながら、その()どもが(すこ)やかに成長(せいちょう)できるようサポートします。

たとえば、(こころ)から安心(あんしん)してもらえるよう()っこしてぬくもりを(つた)えたり、よく(ねむ)れるような環境(かんきょう)(ととの)えたり、一緒(いっしょ)(あそ)んだり、(からだ)状態(じょうたい)をチェックしたりします。

成長(せいちょう)したら(おや)のもとに(もど)すことを目指(めざ)場合(ばあい)は、(おや)相談(そうだん)にのったり援助(えんじょ)したりして、()()れられるように支援(しえん)するのも乳児院(にゅうじいん)役割(やくわり)です。(おや)()どもを(そだ)てることが(むずか)しい場合(ばあい)は、里親(さとおや)などの調整(ちょうせい)(おこな)います。

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(おや)がいない・(そだ)てられないなどの状況(じょうきょう)にある1歳(いっさい)未満(みまん)乳児(にゅうじ)

出産後(しゅっさんご)(おや)()くなったり、家出(いえで)したりなどして(そだ)てられず、ほかにも()どもを(そだ)てられる(ひと)がいない1歳(いっさい)未満(みまん)乳児(にゅうじ)生活(せいかつ)しています。また、(おや)がいても、(おも)病気(びょうき)になったり、(そだ)てる(ちから)がなかったり、(そだ)てるのを拒否(きょひ)、あるいは虐待(ぎゃくたい)をするケースもあります。()()りにされて、(おや)行方不明(ゆくえふめい)という()どももいます。

なお、原則(げんそく)1歳(いっさい)未満(みまん)ですが、場合(ばあい)によって小学校(しょうがっこう)入学(にゅうがく)(まえ)まで()()れることもあります。

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乳児(にゅうじ)健康(けんこう)24時間(にじゅうよじかん)体制(たいせい)管理(かんり)する職員(しょくいん)

1歳(いっさい)未満(みまん)はさまざまな病気(びょうき)にかかりやすくデリケートなため、医師(いし)看護師(かんごし)保育士(ほいくし)により24時間(にじゅうよじかん)体制(たいせい)健康(けんこう)管理(かんり)(おこな)われます。

そのほかにこんな人も!

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    子どもの体と心の健やかな成長のために、子どもに寄りそう個別対応職員や児童指導員、心理療法担当職員
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    子どもが成長して退院する際に、親元に戻すための保護者への支援や里親の調整などを手がける家庭支援専門相談員
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    子どもの育ちのための食事を用意する栄養士や調理員
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    運営の事務を処理する事務職
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乳児院(にゅうじいん)(はたら)保育士(ほいくし)場合(ばあい)

2~3交代(こうたい)(せい)のシフト勤務(きんむ)で、夜勤(やきん)宿直(しゅくちょく)もあります。日中(にっちゅう)1日(ついたち)8〜9時間(くじかん)勤務(きんむ)する施設(しせつ)(おお)いようです。

  • 6:30
    早番の職員が出勤、子どもたちの着替えなど
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    ワンポイント解説
    子どもたちの起床を確認。看護師による検温など朝の健康チェックの後、着替えやトイレ(おむつ交換)の手伝い
  • 7:00
    朝食の介助
    子どもの月齢に応じてミルクや離乳食などを準備。食後の歯みがきや口の中のケアも
  • 9:00
    日勤の職員が出勤。院内での保育 ・散歩
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    ワンポイント解説
    それぞれの子どもの年齢や状態に合わせて遊ぶ
    今日は晴れていたので、看護師が健康状態をチェックしてから、数人の子どもと近隣を散歩
  • 11:00
    子どもたちの昼食の世話
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    ワンポイント解説
    飲み込みがうまくできない様子のAちゃんには、看護師に様子を見てもらった
  • 12:30
    子どもの昼寝、職員は昼食を交替でとる
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    ワンポイント解説
    子どもの昼寝を交替で見守る
  • 14:00
    午後の院内保育
    子どもと遊ぶのを他の職員に任せ、担当している子どもの気になる状態について院内で打ち合わせ
  • 14:30
    医師が来て、子どもの健康状態をみる
    一方、家庭支援専門相談員は、親元に戻る子どもの支援計画を作る
  • 15:00
    降園の出迎え、おやつを用意
    保育園から戻る子どもを迎えに行き、その後一緒におやつの時間
  • 16:30
    入浴の世話
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    ワンポイント解説
    この時間に出勤する夜勤職員も加え、手厚い体制で入浴を介助
  • 18;00
    子どもたちの夕食
    夕食後に日勤職員から夜勤職員に申し送りをして、日勤は終業
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原則として1歳未満で、親がいなかったり子育てを拒否しているなどの事情を抱える子どもを受け入れ、生活上の世話を行う

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生まれたばかりで体の抵抗力が十分についていない子どもの健康を保つ必要があり、医療職など多くの専門職がかかわる必要がある

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子どもが成長したときに家に戻る、里親などを手配するなどの調整を行ったり、妊娠中の親への助言や援助、里親を増やすための広報など、幅広い役割を果たす場としての意義が注目されている

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