(移動介護従事者)
ガイドヘルパー目次
障がいのために外出が困難な人に付きそい、移動を手伝う
体の障がいや視覚の障がい、知的障がいがあり、1人で外出するにはさまざまな困難や危険がある人の外出に付きそって、移動の手伝いをします。移動しているときの食事やトイレなど、そのときどきで必要となる行為の手伝いもします。
ガイドヘルパーは、サービスの対象となる人によって、下の3つに分けられます。
視覚の障がいがある人の移動の手伝いをする「同行援護従事者」
知的障がいや精神障がいなどがある人に付きそう「行動援護従事者」
全身がほとんど動かせない重い体の障がいがある人を対象とした「全身性障害者ガイドヘルパー」
移動支援事業所や居宅介護事業所、障害者支援施設でも
主に、視覚の障がいがある人や知的障がいなどがある人の移動を手伝う「移動支援事業所」、全身の障がいがある人の移動を手伝う「居宅介護事業所」などで働いています。
また、さまざまな障がいがある人が入所し、訓練などを受ける障害者支援施設などでも働くことがあります。
同行援護をするガイドヘルパーの場合
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- 8:30
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事業所へ出勤、その日の援護予定について打ち合わせその後、遅れないよう余裕をもって利用者さんの自宅へ
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- 9:00
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午前の利用者Aさんの自宅を訪問ワンポイント解説その日の予定について本人と確認した後、出かける準備を手伝う
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- 9:30
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公共交通機関を使って目的地まで 同行ワンポイント解説信号を確認して一緒に止まったり、切符の購入を手伝ったりする。Aさんは移動中の風景を説明してほしいタイプなので、ときどき説明をしながら目的地に向かう
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- 10:00
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目的地でAさんのトイレなどを手伝うワンポイント解説途中の案内表示やメニューを読んだり、入場券を買ったり、トイレまでの誘導などを手伝う
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- 11:30
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Aさんの帰宅まで同行帰宅後は、着替えを手伝いながら、疲れていないか、体調はどうかなどを確認してから退出する
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- 12:00
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事業所に戻って報告。昼食、休憩
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- 13:30
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午後の利用者Bさんと待ち合わせワンポイント解説事業所近くで待ち合わせて外出し、帰宅後はBさんの体調を確認し退出
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- 16:00
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2件目の同行援護を終えて、事業所に戻る2件目の報告をして、その日の同行援護の記録を作成
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- 16:30
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翌日同行予定の利用者Cさんと打ち合わせワンポイント解説Cさんに電話をして、明日の時間やルートなどを確認。電話を切ってから、移動の間のトイレの場所などを調べる
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- 17:30
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終業
利用者さんの家族等との絆が深まったと実感できたとき
・お孫さんの結婚式に出席でき、涙を流された
・久しぶりに同窓会に出席できて旧友との親交が復活した
利用者さんに生活の張りができて元気になられたとき
・全身性の障がいがある人が好きなアイドルのコンサートに行けた
・昔よく通っていた料理屋に出向いて楽しめた
族の体や心の負担を軽くできたとき
・発達障がいのあるお子さんと散歩。親がその間休めた
・腰痛になり夫に付きそえなくなった妻が、サービスを使うことで「申し訳ない」という気持ちが晴れた
同行援護、行動援護、全身性障害者ガイドの研修を受講する
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